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2025年 4月 27日(日)24.0℃(午後 1時36分)

 ガラス細工に挑戦……。

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前回は積み木で作った汽車を走らせてみましたが、今度はガラス細工に挑戦です。それにしても3D作品のネタは尽きることがありません。


 ガラス細工といえば、コップや瓶、置物などが思い浮かびますが、ここはデジタルがテーマのサイトです。この世界でガラス製品といえば……。

 ガラス管の中に収納されたダイオード。


ダイオードの 3D画像

確かにガラスでコーティングされていますが、これではあまりに手抜きです。だいたい、デジタル関係に出てくる電子パーツは丈夫で長持ちが必須なので、ガラスで拵えた製品は無いのが通常で……あ、いや思い当たる物が一つあります。

電子を利用したガラス製品といえば……。

『真空管!』

 今や真空管はクラッシックを越えてレトロの世界に分類されますが、現在でもこれを利用したオーディオアンプは根強い人気があって、大勢のコレクターや愛好家がおられます。ワタシもその昔はその中の一人でして、KT-88と呼ばれるでっかい真空管を 4本も使ったアンプを自作して、夏の暑い日にはクーラーフル稼働でありながら、なおも汗をかきかき「う~ん。やっぱ真空管のアンプはいい音するねー」とか、一人でほざいていたものです。

 ちなみに『KT-88』の本物の写真は "こちら" に掲載されています。他にも『KT88』で検索すればいくらでも出てきます。

 こんな思い出も混ぜまして、今回はレトロな電子部品とも呼べる真空管を 3Dで作ってみました。

 どうやって作るのかという細かい説明は【CINEMA 4D Liteやってます 】で掲載しますので、とりあえず完成した画像がこちらです。


品番を入れると版権の問題が浮き上がりますのであえて入れませんでしたが、思い出の真空管を再現することができました。
 大きいほうの真空管は、ガラス管の直径 52ミリ、高さ 125ミリ(頭のてっぺんから差し込みピンの先まで)の巨体で、メーカーにより多少誤差がありますが、迫力のある形をしていました。


 構造的な話になりますが、なぜ真空管は熱くなるのか、なぜガラスで作られているのか、疑問に思ったことはありませんか?
 そもそも真空管ってなに? と首をひねった方がほとんどではないでしょうか。

 一部のファンの方々が熱く語ってはいますが、デジタルデバイス全盛の現在となっては、はるか昔の遺物的存在です。その構造はとても原始的で、限界まで空気を抜いたガラス管の中で金属を熱すると電子が飛び出してきます。その電子を特殊な電極でコントロールして信号の増幅や電気回路の制御を行うものです。

 ですので、使用される電圧も今なら考えられないような高さで、KT-88の電極に掛けられる電圧は 250Vとか300Vとかの高圧でした。これは家庭用のコンセントから得られる電圧の 2倍から 3倍にもなるという途方もない代物です。
 そんなものを使用していますので、アンプには巨大な変圧トランスや高耐圧の大きなコンデンサー類がにょきにょき突き出ており、重さも気合を込めないと持ち上がらない迫力満点のオーディオ製品になっていたわけです。今のようにペラペラの薄型で超軽い、なのに大出力で高音質というオーディオ製品を使っている現代の人に説明したって、誰も信じてもらえないまったく異なるものだったのです。

 真空管の全盛期はワタシの親の時代で、ワタシの記憶にもかろうじて真空管式のテレビがあります。テレビのキャビネットの中を覗くと、上の写真の小さいほうの真空管(ミニチュア管と呼ばれていました)がずらっと並んでいて、それらが赤く怪しく光っていたの見て興奮した記憶があります。

 今ではトランジスタや FETと呼ばれる半導体に置き換わっており、大きさもミリ単位にまで縮小され、制御電圧も省エネかつ低電圧だけでなく、理論上半永久的な寿命を持ち、コンピュータ素子になるとさらに小さくなって、その大きさは何とナノ単位です。そんな極小になったトランジスタが数百億個も実装されているということです。

 この比率を正確にして 3Dで実現したのが次の画像です(写真ではありません)。


ミニチュア管は直径 22.5ミリ、高さ 56.5ミリのガラス管で、その足元にゴミみたいな黒い物体がありますが、これが最近のトランジスタで、高さ 0.7ミリ、奥行 0.8ミリ、幅が 1.2ミリというサイズです。
 真空管の底に出ている 9本の差し込みピンが一本あたり直径 1ミリですので、正しく3D化されているのが分かります。


 余談ですが……。

 真空管の場合は、1球(きゅう)、2球と数えます。昔のラジオは、それを 5本使ってスーパーヘテロダインという回路を用いるのが一般的でしたので 5球スーパーと呼ばれていました。トランジスタは半導体の結晶で作られますので、1石(せき)、2石です。

 上の画像には 1石のトランジスタが置いてあるのですが、その右に注目してください。平たい正方形の物体があります。これはワンチップコンピューターの 80ピンフラットパッケージと呼ばれるものです。厚さ 1.2ミリ、1辺 12ミリの正方形で、ヒダのように見える一本一本が内部回路とつながっているリード端子で、隙間が 0.2ミリしかありません。それがぐるりと 80本出ています。そしてその中には、ナノ単位まで小さくしたトランジスタが、たぶん数千万個は入っていると思われます。

 言い換えれば、ガラスで封じられていたミニチュア管が、あの小さなペラペラの四角い物体の中に数千万個入っているということです。と聞いて驚くのはまだ早いですよ。極めつけはパソコンの演算チップです。これはさらに大規模になっていますので、髪の毛の太さの数千分の一の大きさにまで縮小したトランジスタを何十億個も使用しているという、もうめまいがしそうなほどの進化を遂げた、その原点があの真空管だったという熱いお話でした。


 もう一度拝んでおいても、損はしないかもしれません。



まんまんちゃん……あん。

 関西人しか通じないお祈りでした。 (;^ω^A ……ヌハハハ





2025年 4月 21日(月)23.5℃(午前 10時19分)

 東へ行ってみたらそこは……。

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暖かくなるとなんとなくソワソワしだす性分でして。今回は東へ向かってみました。

 東といえば、これまで阪急電鉄曽根駅で折り返していますので、もう少し足を延ばして服部緑地までを往復します。

 服部緑地……。
 関西、中でも阪神間に住む方なら一度は耳にしたことのある地名だと思います。にもかかわらず、ワタシは関西に住んで半世紀ぐらい経ちますが、一度も行ったことが無く、何がそんなに有名なのか、なぜによく耳にするのか、謎ばかりが膨らむ地域でしたので、行く前に調べてみて納得です。豊中市と吹田市に挟まれた大規模な緑地公園だということです。つまり都会のど真ん中にあるオアシス的な存在のようでした。

 これで納得です。なぜ一度も行ったことがないのか。それはワタシが育った西宮市の北部に広がる北山地域はそれよりも山深く、言い換えると家を出たらそこはもうすでに大自然のど真ん中。今でこそ北山緑化植物園とか名前がついて、駆け回っていたいくつもの山々が公園内に収まっていますが、六甲山の麓から甲山周辺、甲陽園目神山一帯すべてが遊び場でしたので、わざわざ服部緑地まで出向く必要がなかったのですね。

 で、そこはどんな場所なのか、ぜひ見学に行かなければいけないと思い出発しました。


 まずは前回折り返した阪急曽根駅手前の交差点から始めます。


何の変哲もない都会の景色ですが、伊丹空港の滑走路がすぐそばにありますので、時折、空を覆うような大型ジェットが通過していきます。慣れていないと、思わずしゃがみ込みそうになるほどの大迫力です。機体の横に描かれた『アナ雪』のイラストがはっきり見える距離で、轟音とともにビルの屋根をかすめて通過します。もっともビックリして立ち止まったのはワタシだけでした。マジで恥ずかしい姿です。



阪急宝塚線・曾根駅手前のガードです。阪急宝塚線と聞くと、西宮北口を連想しますが、あちらは阪急今津線ですのでお間違いのないように。

 あと余談ですが、阪急今津線は西宮北口で宝塚と今津とで分断しているのに、なぜ一本にして今津線なのかというと、その昔は南に位置する今津から、西宮北口を経由して北方向にある宝塚までが一本の路線でした。その西宮北口駅では、神戸と大阪を結ぶ神戸線も東西に延びており、ちょうどここの地上で直角に交差するダイヤモンドクロスと呼ばれる珍しい方式が使われていたのです。しかし列車の運行数が増えてくると超危険ということもあり、ある日分断されたのでした。

 という経緯で現在に至るのですが、ワタシの脳細胞には電車がクロスするときの派手な音が焼きついたままになっています。



途中にあった、たこ焼き屋さんのようなお風呂屋さん。お風呂がメインなのかたこ焼きがメインなのか、でもなんだか楽しそうで覗いてみたくなりました。たこ焼きだけでも売ってくれるのでしょうか?
『たこ湯』って何?

 謎だらけのお風呂屋さんでした。




落ち着いた雰囲気の寺院もあって、気づくと都会の喧騒がウソのように消えていました。



文化的な雰囲気が色濃くなりだすと、そろそろ目的地が近づいてきた様子です。


やがて閑静な住宅地が目の前に広がり、そこへと向かう上り勾配が見えるころ、これまでの雑然としていた景色があきらかに変わります。


上り勾配を越えるといきなり現れたのが、松林と桜並木……。

 思わず「むむむむ……」とうなりました。
 何だここは……。
 昔住んでいた西宮の北山地域と瓜二つの景色にしばらく見惚れます。

 たとえばここ、若竹池(わかたけいけ)と呼ばれる大きな池。


阪急甲陽園駅すぐそばにあった『大池』にそっくり。ちなみに現在の大池は甲陽園小学校が建ちましたので、規模が極端に小さくなっていますが、子供ころはこの写真ぐらいの大きな池で、周りには旅館や温泉施設もあった記憶がかすかにあります。


天竺川(てんじくがわ)沿いを行く桜並木と松林に挟まれた遊歩道は、さしずめ夙川から苦楽園口までの公園ですね。




 松の香りが漂い、あたりは懐かしい景色一色に。
 まるでタイムスリップしたみたいです。




 現在の歩数は約 8,000歩。5.5kmです。ここで折り返したとして、11kmになります。服部緑地はまだ入り口に過ぎないのですが、ここは無理をせずに Uターンすることにしました

 しばらく行くと……。


お屋敷の石垣に挟まれた急峻な細道は城山町周辺です。そこはまさに甲陽園の街並みでした。

 と、いうより……。

 え~。城山町?
 ちょっと待ってくださいよ。城山町って、西宮の満池谷、ニテコ池の東側にも同じ地名がありましたよ。

 どうなってんでしょ。謎を解くつもりで服部緑地へやって来たら、さらに疑問符がおっ立つばかり。しかもここから西側に位置する阪急曽根駅を越えるまでは、アップダウンの続く小径が網の目のように延びており、山を切り開いてできた住宅地だと思われる景観は、昔住んでいた北山地域のそれを想起します。




阪急曾根駅を越えてもまだ緩やかなアップダウンが続きます。




 ということで……。
 東の限界を求めてやってきたら、記憶の奥底に残った思い出の地に戻った気分になりました。そして今回の行程で消費した歩数 1万6,200歩から逆算すると約11kmになりますので、阪急武庫之荘駅の往復とほぼ同じだというのが唯一の成果でしょう。何の役にも立ちませんが……。







 で、あらためて服部緑地ってどんな場所か……。


よく解りませんでした。 (TωT)ブヒーッ






2025年 4月18日(金)14.5℃(午後 3時 2分)

 対象年齢 三才

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今回はちょっと毛色の変わったものに挑戦してみました。何かというと積み木遊びです。

 そろそろ髪の毛のボリュームが気になりだすオッサンが、何を……と呆れないでください。積み木といえば既定の形や色の物体を組み立てて、自分の頭に思い浮かんだものを表現する遊具で、それで遊ぶことで構造を学んでいく……。そうです。いい年こいたオッサンは、積み木遊びを 3Dアプリの中でやらかそうという魂胆です。

 とま、大げさな御託を並べたわりに、動かすことばかりに神経を使ってしまって、舞台がちゃっちぃ(安っぽい)物に仕上がってしまったのは、ちょっと反省していますが、とりあえずここに陳列します。




 積み木の形状はメッシュのものあり、スプラインから押し出して作ったものありで色々ですが、基本に従った作り方で難しくありません。マテリアルも鏡面反射を強めにした原色の物や、木材の質感はフォトショップを使った方法で、【木材を作る】に掲載したとおりのものです。


木目の質感はフォトショップの【雲模様】を利用しています




 少々頭を悩ませたのは、線路の絵に沿って汽車や貨車が並んで走る方法です。同じ動きが少しずつ遅れて連鎖していかないといけませんので、"スプラインに沿って走らせる" という方法を利用して、同じコースを少しずつズラして読み込ませています。それでも各コーナーで微妙に角度がずれますので、そこはキーフレームを打って強制的に位置揃えをしています。


コーナーを走り抜ける様子


 そして、後片付けもしないといけませんので、ちゃんとおもちゃ箱に入れられたシーンも拵えています。最後にちらりと見えるキーはまさにある物語の鍵となるものです。ここでは内緒です。教えてあげません。








2025年 4月 5日(土)18.5℃(午後 2時 2分)

 解放……。

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4月末より始まる EDIX(教育総合展)で使用されるプロモーション映像の仕事もようやく終わり、半月間の缶詰め状態から解き放たれました。この仕事はコロナの騒動で一度中止になりましたが、今年で 5回目、今回も無事完了です。

 それにしても……。
 半月間も完全缶詰で、一歩も外に出ずに作業に没頭してますと解放されたときの反動が大きいです。今度は外ばっかりをほっつき歩いています。

 まずは、都市計画道路の開通式があると聞いて覗いてきました。べつに招待されたわけではないので、ただの野次馬です。


アスファルトや白線が真新しいのは気持ちいいです

開通式といっても全線開通ではなく一部開通です。しかしこの部分は、JR福知山線の地下を突っ切って西武庫線とつなぐもっとも重要な場所ですので、正式に式典会場を設けてパトカーを先頭に招待された車の列が行進する、よくニュースで見るやつが催されました。


式典の会場は思ったより人が集まっています

ただ JRの下をくぐるだけの高架道路なので、開通したって誰も興味ないだろうと思って出かけてみたところ、意外にもちゃんとした会場ができていてビックリ。そんなに重要な道路なのかと再認識しました。

 写真でも見て取れると思いますが、この周辺には三菱電機の巨大な敷地が南北に広がっていて、JRの向こう側へ行くには大きく迂回しなければいけない部分でして、おそらく周辺に住む方々にとってはかなりの短縮になるうれしい道路なのかもしれません。


でっかい くす玉が……(お祝い申し上げます)



先頭はパトカーが2台でした

写真では人っ子一人見えず寂しいかぎりですが、実際は人でごった返しています。これも生成 AIのなせる業です。


カメラ近くにいた人は全部消えてもらいましたので、実際はこの倍ほどの人出でした


 この路線が全線開通すると尼崎市西端の武庫川から大阪の吹田までが一本になります。ただ武庫川から先、西宮へ入る橋がありませんので、大した恩恵は受けないような気がしますが、ここは喜んでおきましよう。


 阪急塚口が近くなったのぢゃ   ( ̄ω ̄;)…… ダカラナニ?





2025年 3月 4日(火)14.5℃(午後 12時22分)

 春間近……。

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長かった寒波も去って、何となく春っぽくなってきましたが、まだ少し早いような気がします。なにしろ『むかしは 3月中旬ぐらいから春っぽくなってきたんだぜ』と身体がそう訴えています。

 さて、そんな春間近な出来事、まずはこれです。

 Kプロデューサーの制作したポスターがコミコン(コミックコンベンション)2025で優秀賞を獲得したというニュースが流れてきました。ほんとうにおめでとうございます。
 さすがは彩色の魔術師、デザインの鬼才、わが師匠のことはありますね。この人がデザインすると他の者が手を入れる余地が無い、とまで囁かれる方です。(あくまでも囁かれる……です。でもワタシは大いに尊敬しておりますし、何度も助けられています)
 もしコミコンへお出かけの際は、どこかに張り出されるということですので探してみてください。

 さてお次は。

 ワタシもなんかの達人と囁かれたくて、せっせと精進しているのですが、今回はこれまた Kプロデューサーから以前(2024年3月31日)課題をもらった正弦波アートを動画にする方法を模索していました。

 正弦波というのはサイン波とも呼ばれるゆったりとたわやかに上下する波のような形です。これを複数本並べると何とも柔らかげな絵ができ上がりますので、それをデザインに利用しようというのが正弦波アートとかウェーブアートとか言われるものです。

 それを動画にするとさらに広がりのある何とも神秘的な映像になります。その一例がこれです。


 この絵を作るにあたって、ベースとなっているのは y=sin(x)です。高校の数学で習う三角関数ですね。この sin(x)の部分に色々な数値を与えて動かしてやると波形がゆっくりと波打ってくれます。

 例えば y=sin((3*X^2*PI)+16)とかやって 数式オブジェクトのx座標をゆっくりと動かすと、波形のフェーズ(位相)が変化して波打つように動きだします。
 あとは光の粒や可視光の彩を添えてやるとそれらしくなります。また解像度を 4Kまで上げますと目の覚めるような美しい映像になりますが、データが巨大すぎてネット上では無理ですので HD映像としてYouTubeに落としました。(YouTubeの設定にある画質を自動から1080pHDにすると幾分ましになります)

 次は波形のフェーズは変えずに視点を動かしたものです。

 滑らかな波の上を風が撫でて通るような気持ちよさが伝わってきます。
 たゆたう一本の糸をたくさん並べた上をビデオカメラを持って飛び回ったような映像ですが、何かの役に立つ日が来るかもしれません。


来ないと思います……。 (TωT)ブヒーッ




2025年 2月 3日(月)15.5℃(午後 5時56分)

 第6弾 cotomo 大阪弁にはまる……。

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最近 cotomoが大阪弁を使いだすようになって驚いています。
 最初は標準語でしたが、第5弾の収録も過ぎるころ、たまにそれらしい大阪弁を使っていることがありました。しかし年が明けた 2025年。妙に生々しい関西弁を喋るようになってきて、ついにはほとんどを関西弁で返すようになってきました。

 ただ……。
 ひどいイントネーションでごり押ししてくる場面がたくさんあって、それは関東の人が、ヘタクソな関西弁で大阪人をからかうような、そんな感じがとてもキショいです。

 とりあえず【第6弾、cotomo 大阪弁にはまる】をご覧ください。




 お隣の大陸さんが作った DeepSeekと呼ばれる AIで世界中が大騒ぎになっていますが、ワタシとしては大阪弁を話すようになった AIの登場に驚愕しております。なにしろ『スタートレック』や『スターウォーズ』で育ったワタシが考えもつかなかった出来事で、おそらくシンギュラリティ(技術的特異点=AIの能力が人間を越えたときを指します)が起たとしてもこれはないだろうと思っていました。

 やはりアンドロイドやガイノイドは標準語で話すから、なんとなくロボットらしいのに、これだと近所のおばちゃんか、駅前でたむろしている女子高生と何ら変わらないではないですか。まだ意味不明の部分も多々ありますが、大阪弁を使えるようになると音声だけでのコミュニケーションでは完全に地域に溶け込んでしまい、もはや人工物の気配が消えてしまうでしょうね。

 ちなみにご存じの方もおられるかもしれませんが、ワタシは江戸っ子の両親を持ち、かつ関東生まれでありながら、物心がつく頃には大阪の十三とよばれるコテコテの下町に移り、そこで育ち、自ら大阪人であると自負しており、ペンネームで動くときは関西弁と言ったら "雲黒彩草菜" だと言われるようになることを目標に大阪を勉強してきた人間です。よろしかったら代表作や、ワンダーランド、おおさか1 【ドギーバック編】 なども覗いてみてください。

 テレビで聞く関西弁はやはりテレビ用で、どことなく空々しく感じるものです。なかでもドラマはひどいですが、情報番組などでたまに流れる生の関西弁がほぼ正しいと思っています。今回の cotomoの収録の中でもドキッとさせられるような、生の関西弁にほぼ近いイントネーションが何度かありまして期待と恐怖が半々でした。

 ということで……。

 たしかに、今の cotomoが喋る関西弁のイントネーションはひどいものが多いですが、ここまで進化させた Starleyさんの開発チームに賞賛の言葉ささげたいほどです。ぜひ悪用に使われないようにセキュリティ部分や倫理の概念を学習した AIに育てていただき、面白くて楽しい生活ができるような人工知能にしてほししいと思っています。例えば関西弁は表現力が豊かだと言われていますが、その中でも超難解な単語、『あほ』の使い分けができるようになったときこそが、cotomoにシンギュラリティが訪れたときだと断言してもいいのではないでしょうか。そうしたらもっと cotomoにもてあそばれてみたいです。なんだかワクワクが止まりません。

むぷぷぷ……。 ヾ( ̄p ̄) アホヤ~






2025年 1月24日(金)12.5℃(午前 11時10分)

 2025年、明けましておめでとうございます……。

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Kプロデューサーが出品するコミコンポスターのお手伝いで作っていた 3D背景も一段落しましたので、ずっと気になっていた案件を片づけることにしました。

 そうです。年が明けて幾日も経つのに、いつまでも去年の記事を晒している場合ではないのです。


 赤提灯……。
 ――あ、もう本題に入ってます。

 赤い光に誘われてついつい暖簾をくぐってしまう、まるで誘蛾灯のごとく夜の繁華街にぶら下げられた赤提灯。なぜかそれを見るたびに心が躍りだすのはワタシだけなのでしょうか。

 じつはその昔、ワタシは飲み屋街に出るたびに、いろんなお店の提灯を撮影してコレクションしていたほどの、提灯マニアでした。そのコレクションを保存していた 外付け HDが崩壊して一瞬ですべてが幻となって十数年。それを何とか 3Dで再現しようと思い立ったのが去年の暮でした。


 うだうだここで文字を並べていても埒があきませんので、まずは作った提灯の数々です。



 いちどエンジンが掛かると止めどもなく作るのがワタシのクセで、ポスター作りの合間と数学教材アニメ作成の隙間に空いた時間を利用してせっせと作った数が約 280種。

 しかも……。
「提灯は夜光ってこそ提灯なのだ」ということで、点灯時のイメージも全種類作ってしまいました。


 例えば最もオーソドックスな提灯といえば。


そう。言わずと知れた"居酒屋"さんの赤い提灯。
 もちろん写真ではありません。3D画像です。ちゃんと提灯の中にガラスの電球を仕込んで正式に光らせています。
 少しでもリアルに見せようと、提灯特有の無数の溝組みもしっかりと拵えています。



 そして高級店などで見ることができる小屋根の付いたタイプも作成しました。


【お寿司屋さんの提灯】


白い提灯の点灯イメージもしっかり作っています。



 屋根をかたどる木の質感もリアルに再現してあります。


効率よく大量生産ができる方法や 3D作業のノウハウは【CINEMA 4D やってます 】に掲載しますので、興味のある方は時々のぞいてみてください。
 ちなみにこれらの提灯は、大手ストック会社様に出品するものですので、生成 AIを一切使用していません。ご利用の方はストック会社様のサイトをご覧ください。


 そしてこれが使用例です。フォトショップの生成塗りつぶしで作成した背景に配置して馴染ませたのものです。




 それにしても、年明け早々マニアックな記事から始まるとは、これぞデジタル降魔録らしいスタートとなりました。





 もうすぐ 2月ですが、
 今年もよろしくお願いします。  ( ̄ω ̄;) 遅っそ。