過去の恥ずかしい記録をまとめました。

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-過去ログは古い順に並んでいます-

2010年3月7日(日)

すこし、おかしくなってます(むふふ)・・・

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もうこの話は書くまいと思っていたが、やっぱり記録として最後まで書こう。

 学習教材用のCD-ROMコンテンツの制作がいよいよラストスパート。
 覚悟はしていたが、こうも修正が多いとは驚き桃の木だ。というか、制作しながら方針を探っている感も見受けられる。ひどいものなどは初めからやり直し、なんてのもあったりする。堪忍してくださいよぉ~。開発計画は念入りにして欲しいね。
だいたい、150ものプログラムコンテンツを3~4ヶ月で作ろうってことがどだい無茶な話で、それにノッてしまった自分にも責任はある。プログラムして正しく動くか最後まで確認する時間すらない。次から次へと修正原稿がやってくる。

 まっ、泣いても笑っても納期はあと2週間ほどでやってくる。とりあえず修正は多いが、本業のアセンブラと比べるとまだ余裕のゆうちゃん・・・。なんて、ほざいていると足元すくわれるかも知れないので慎重に、慎重にね。

¶【時間と空間で萌えぇ~の巻き】

 話は変わって・・・。

 いま楽しみにしているのはトイレの時間。って、書くと〝まぁお下品な〟 とお叱りを受けるか、〝変タイ者〟って烙印を押されそうだが、トイレの時間だけが唯一残された自由時間。
うははは。極限の労働を長期間続けると少しおかしくなるのでしょうかね。
トイレで本を読むのがおもしろい。

 このあいだも書いたが、〝THE ASTRONOMY CAFE  by Sten F. Odenwald〟がおもしろい。早い話が科学的に書かれた宇宙の本。
SF好きの人間にとってはバイブルのような存在で、読んでいるだけで異空間の世界に誘い込まれる。
あぁ~。プログラムで疲れた脳味噌がとろけていく・・・。

 この中に気になる記序があった。素粒子の世界になると時間という概念が無くなるらしい。しかしこの手の話は非常に難しくて何度読んでも意味がわからない。ようは原子よりも小さな世界を解明しようというのが素粒子の話。

 意味わからないがSF好きにはたまらない。一種の〝萌え~〟状態になる。
〝異次元〟なんて言葉をキーボードで打ち込むだけで〝萌えぇ~~〟。
〝時空の歪み・・・空間の果てに・・・〟うあははは。〝萌え~〟
あははは。アホです。失礼しました。

 とりあえず、素粒子の世界で何故時間の概念が無くなるのか、自分なりに考えてみました。
まず、時間て何?

 人間の寿命は80年ほど。そこに80年という時間が存在する。道端に転がっている石は、蹴飛ばされたり強い力を与えられない限り、かなり長期間は存在することができるが、いつかは朽ち果てる。
となると、物体が存在するから時間が存在する。物体が存在するということは、空間があるから・・・。となると空間があるから時間が存在する・・・となる。

 面の世界(2次元)でも縦て横に広がる空間がある。1次元でも一方向には広がっているので空間がある。そうなると点の世界、これが空間が存在しない世界。前にも後にも、上にも下にも広がりが無い点の世界。これが素粒子の世界とイコールになる・・・というのが自分で考えた、時空の存在理由だった。

ただし、それを考えていたのがトイレの中という特殊空間でした。
うははは・・・。

今日も私のホワイトホールからは健康的な物体が誕生していました。
・・・。

お食事中の方、どうもすみませんでした。 ( ̄w ̄) むふふ






2010年3月14日(日)

終わった。。。真っ白になっちまったぜ・・・

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コンテンツのプログラム作業がほぼ終了。修正の嵐も収まった。あとはよほどのバグが出ない限りバタバタする必要はなくなった。あぁ~長かったね~。

 去年10月にこの話が来てから、約ひと月の準備期間の後、11月から始まって4ヶ月半のお仕事でした。正月も休日もぶっ飛び、作ったコンテンツが合計147個。ほとんどがスクリプトで動くプログラム制御になっている。

あ~疲れた。もう、パソコンに向かいたくない・・・。
なんて思うのは普通のパソコン使い。私のようなパソコン馬鹿人間はそんなこと微塵も考えない。時間が空いた午後からは、西宮文学全集のフラッシュを更新しているお馬鹿なんです。

 今回の西宮文学全集は久しぶりに主な作家陣の原稿が全部揃い、なんとなく春らしい雰囲気で盛り上がっている。私もここに投稿しているが、原稿を半年分ストックしていたおかげで、ハードな日々を送っていたわりに小冊子の方には原稿を落とすこともなく、うまく繋げることが出来た。よかったです。
 さて、かずやんさんの約束を果たすべく、次は「かずやんの独り言」というホームページの制作ですね。どんなイメージにするか、また本部で打ち合わせをしましよう。

・・・・・と、ここで電話です・・・。

「何? え?」どうやらガネーシャからのようです。
「いや、お疲れ様です。ほんとよかったですね」今回のCD-ROMの完了直前のお礼の電話みたいです。
「・・・・え~!」
「4月末納期のフラッシュ制作が入っているって?」
「え~! 5月にも一本あるって・・・!」



もう、パソコン見たくないぃ~~!    (ToT)ノ゛ ぉ~ノォ~






2010年3月22日(月)

終わった、と思ってたのに・・・

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本来なら、3月20日の夕方に9枚のマスターCDをガネーシャに渡してチェックした後、CDのプレス屋さんへ送って終了。そして、うははは・・・。この三連休は正月や~、となるはずでした。
 しかし、そうは問屋が卸してくれないのが、この手のお仕事の事情ってやつ。
(ちなみに、私、正月からパソコンに向かわされてましたからね…いわゆるカンヅメつうやつです)

 3月20日土曜日 午後。
 プログラム関係で付いてまわるのが不具合(バグ)。これは皆が気にしているので最終段階ではほとんどが修正されているのが常。しかし、クライアントさん側でなぜかOKが出ないで会議が始まった。土曜日の午後にはOKが出て夕方にはマスターCDが・・・という予定だったのに。

 ガネーシャもなぜ今頃になって会議が始まるんだ、いままで何やってたんだと、怒って電話を掛けたらしい。先方からはもう終わりますからとの返事で1~2個の修正が寄せられた。確かにバグだったので修正に入ったが、ラスト1個の修正がかなりクリティカルなバグで、非常にややこしく難しいものだった。その時点で午後6時、ガネーシャも気になって我が家に駆けつけて来た。クライアントさん側にはガネーシャっちの部長が張り付き、我が家にはガネーシャが張り付く、という重々しい空気の中でデバッグ(不具合修正作業)。

う~。やりにくいっす。

 とりあえずデバッグが済み、クライアントさんへ転送。OKの確認が向こうに張り付いている部長さんから戻って来る。
これで全部終了。安堵の溜息が出る。
ところがまだ、CD-ROMの状態では誰もテストしていない。

 CD-ROMとネットは全然違うものですよと何度も伝えていたが、ネット上でテストを繰り返していたのが定着したのか、向こうではあまり重要視されていなかったようで、こちらにすべて任せて開発チームは解散、連休へ入られた。

 この時に嫌な予感がしたんだよな。オイオイこんなに数の多いCD-ROMをこんな少人数で確認し合うの?それも、クライアントさん抜きで?

 プログラム部分はネットでさんざんデバッグしていたが、CD-ROMになると死角になる部分が出てくる。
例えば、CD-ROMをプレーヤーに入ると自動的に立ち上がるオートラン機能が働かないとか、プログラムとは関係ないがシステムとしては必要なファイルが添付されていないとか、通常のチェックでは見えない部分で不具合が起きるかもしれない。そのため、完全な商品化したサンプルでテストを繰り返すのが通常なハズなのに・・・。

 嫌な予感は的中。

 この日は遅かったので空けて日曜日、早朝からCD-ROMでチェック開始。

 私は自宅の仕事場にある3台のパソコンでチェック。我が家のパソコンはそれぞれブラウザとOSが異なっていて、世間一般の環境に少しでも近いものに合わせている。(ちなみにiMACの玲子さん(改名しました)はサポート外になりましたので今回出番なしです)
これ以外に、ガネーシャっちの自宅のWindows7と、ガネーシャっちの会社の数台のパソコンでチェックを開始。
 ほとんどのCD-ROMは異常なく無事チェック終了。全コンテンツは正常に動作。操作マニュアルも何事も無く開いていた。ところがラスト1枚目で操作マニュアルが開かないパソコンが出てきた。正しいフォルダにファイルも入っているのに開かない。ただし、一部のパソコンだけで他のパソコンでは問題なく開く。
何度やってもそのパソコンだけ開かない。ま、このパソコンだけが相性が悪いのかなと思って、そのことをガネーシャに伝えたところ、向こうのWindwos7でもマニュアルが開かないそうだ。

その時、時間は日曜日の午後4時。

 さぁ、たいへんなことになってきたよ。一枚のCDでも動かなかったらプレス屋さんに発注することはできない。納期は火曜日、残された時間は今日の数時間と次の日の夕方まで。

 嫌な汗が背中を走る。

 まず、何が原因でマニュアルが開かないかを探る。マニュアルボタンは異常無し、どのCDもボタンは同じものなのでボタンではない、となるとマニュアルそのもののpdfファイルではないかと思い、別CDに入っているマニュアルファイルをこちらに移し、ファイル名をこちら用に変更して起動させたところ、内容は異なるがちゃんとマニュアルは出てきた。
 どうやらマニュアルを構成するファイルの何らかが原因して、開くパソコンと開かないパソコンがあるということになる。 このマニュアルのファイルを作ったのはクライアントさんの社員さん。

 焦ったガネーシャがクライアントさんへ連絡を取る。しかし休日に入っているので製作した社員さんが簡単には捕まらない。

 午後8時を廻っても捕まらない。

 その間、そのファイルをイロイロと調べるが壊れているものはどうしようもない。ファイルを閲覧するAcrobat Readerの環境設定にある[PDFをブラウザで表示]のチェックを外すと幾分ましになるが100%では無い。そこで、フラッシュからブラウザ経由でそのファイルを開くのではなく、直接Acrobat Readerから開かせるようにスクリプトを変更してみた。


¶【フラッシュで外部プログラムを起動させる方法】


この方法は何かの役に立つので参考にしてください。
フラッシュをプロジェクターにしている場合は、〝 FScommand 〟という命令で外部アプリケーションを開かせることが出来ます。ただしプロジェクターの置いてあるフォルダに〝fscommad〟というフォルダを作り、その中にアプリケーションのexeファイルを入れますが、今回はpdfを開かせるのでバッチファイルを入れました。
バッチファイル(例えばtest.bat)を起動させるにはフラッシュから〝FScommand("exec","test.bat")〟とやります。
バッチファイルの中は簡単に次の2行を記序するだけ。

test.pdf
exit

と、やればOK。Acrobat Readerが立ち上がってtest.pdfが開く。

んが、バッチファイルなので、黒いコマンドラインのウィンドウも後に開く。これが、他のCDと異なる仕様になるためガネーシャはダメと云う。まぁそうだろね。
 こうなったらしょうがない。担当者さんを捕まえてもう一度ファイルを作りなおしてもらうしかない。とガネーシャが伝えてきた。

 向こうも焦っているのがヒシヒシと伝わってくる。ガネーシャっちの部長さんも会社で待機。夢の3連休が地獄のどん底みたいな空気。

 3月21日 午後10時。タイムリミットは明日夕方までと迫った時、担当者さんが捕まった。

 担当者さんが云うには、この現象は知っていたそうだ。でも、自分のパソコンだけのことだろうと思っていたらしい。 ひ~。もう少し早く知らせてくれれば・・・と責めることも出来ない。
 明日朝から作業をやってくれるということで今夜は終了。


 翌朝3月22日、期限最終日の朝9時半。早朝から作業をして頂いたが何度やっても上手くいかないとの連絡が入る。こちらで作業できないのがもどかしい。原因は分からないとのこと。適当な文字の羅列を入れて作成すると正常で、本来の文章を入れると異常になるらしい。こちらもキツネにつままれた感じ。ガネーシャは悪魔の配列だとメールで呟く。

 午後1時。偶然出社してきた別の社員さんのパソコンで作ったら正常になったと、マニュアルのファイルが送られてきた。 それをはめ込んでテストしたところ無事起動、ひとまず深呼吸。

 しかし、この3日間の我が家の騒然とした空気はものすごかった。メールと固定電話と携帯電話がひっきりなしに鳴っていた。メールも文章だけではなく、添付ファイルの中継地点に。机の上には3台分のキーボードがころがり、あっちのパソコンからコッチへファイル転送を・・・と、猫の手どころか蛸の足でも足りない状態になっていた。

午後2時。再びガネーシャと合流。最後のマスターCDを渡すことができた。


終わった~。
この4ヶ月を3日間に濃縮したような連休だった。

ところで・・・。
ほんとに終わったのかな?

明日、プレス屋さんへ送る直前に・・・。

えらいこっちゃ~~! というメールが入らないとも限らない。

メールの音を聞くと、汗が出るんですけど・・・  (;^_^A






2010年3月23日(火)

教訓として・・・

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連休に起きたドタバタの原因を究明して今後の教訓として記録しておくことにした。

 ドタバタの主な原因は数が多い割りに期間が短かく、じゅうぶんなテストができなかったために、慣れからくる単純なチェックを見逃したことだと思う。

 プログラムの不具合は誰もが想定しているので、チェックの時間のほとんどをそっちへ廻してしまい、他のチェックに目が行き届かず、パソコンにインストールされているAcrobat Readerのバージョン違いにより、不具合が出るパソコンがあるということに気が付かなかった。
なぜバージョン違い、と言い切れるかというと、この件に関して本日、それまで異常の出なかったマシンに最新のAcrobat Reader9.3をインストールすることで、問題のpdfファイルがフリーズするのを確認している。

これでほぼ決定した。今回不具合を出したpdfファイルはAcrobat Reader7以下には何の影響も出てないが、Acrobat Reader9以上ではフリーズするということだ。

 コンテンツの閲覧で何か不具合が出た場合、バージョンアップをしていただいて対処するというのがふつうだが、ダウングレードしてください、なんて前代未聞の恥になる。
 製品チェックはOSやブラウザが異なるマシンでテストを重ねているが、まさかAcrobat Readerのバージョンの違いで、こんなことが起きるとは思ってもみなかった。

今後の教訓に、代々語っていかなければいけないと痛感した。

あはは、おおげさな・・・。 (⌒▽⌒)






2010年3月26日(金)

隙間に・・・

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次の仕事が始まる前に、自分の身体をメンテナンスしようと歯の治療と人間ドックの予約をした。 んが、その当日にガネーシャから次の打ち合わせの依頼が・・・。

 お~い。まだ前回の仕事が終わってから一週間も経ってないっす。

 彼曰く、「忙しかった日々が急に暇になると呆ける人間がいるので・・・」だった。

 そんなことは無いっす。止まると死ぬのだ人間の私にとって、仕事の切れ目は次のステップの準備期間ですがな。呆ける暇もおまへんで。

 でも、せっかくのご依頼ですので、歯の治療と人間ドックの合間に打ち合わせをしてきた。

 打ち合わせをする喫茶店はいつもの駅構内の・・・。
 ん?店の前でガネーシャが手を振っている。
 店の中で待てばいいのに、と思って近づくと、店の入り口を指差して何か云っている。
そこには張り紙が・・・。

「長らくご愛顧ありがとうございました・・・」

 なぬ~。閉店したの?結構昔からやっていたお店だったのに。

 我々の打ち合わせ場所としては改札からすぐそばで便利だったのに・・・。先週もここで打ち合わせをしていたのに、ぢゃぁ、あの時が最後だったのか、CD-ROM制作が終わるのを待ってくれていたかのようなお店の閉店でした。

 ども、美味しいカフェオレご馳走様でした。お金は払ったこと無かったけど・・・。ぶふふ。
ども、ガネーシャ殿、ゴチになってます。m(_ _)m

店を替えて打ち合わせです。

 次のお仕事は、ある書籍の紹介ホームページ。低学年向けの教材ブックなので、とても可愛いコンテンツになっている。さらに、前回はお堅いところのコンテンツだったため遊ぶ部分が少なくて欲求不満だっただろうからと、コンセプトから外れない限り、自由に拵えてもいいという部分を残してくれている。
ども、お気遣いありやとございます。
次も頑張りますので、先に人間ドック行ってきます。
歯の治療も済ませます。

それから、携帯電話も新しいのに替えさせてください。
それから、ゆっくり味わって晩酌をしたいです。
ここ1~2ヶ月は夕食と仕事が同時進行でしたので、たまにはテレビを見ながらゆっくりしたいです。
それから、西宮文学全集の原稿の書き溜めもしなくてはいけません。ストックが無くなりそうです。
それから、いつもいくお店にも顔を出さなければ忘れられてしまいます。
それから・・・。

それから・・・。

ね、呆ける暇なんてないでしょ。  ((^┰^))ゞ テヘヘ






2010年3月27日(土)

エモーションチップぢゃ!・・・

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部屋に入ると、いきなりそばに置いてあった人形が動き出し、まるで生き物のように床へ飛び降りると私の目の前を走りぬけた。
あまりにも自然でそして機敏な動きで部屋の中を駆けるその姿に驚き、私は条件反射的に近くにあった座布団で押さえつけてしまった。

 たかだか30センチにも満たない人形の動きではなかった。座布団の下でもがき暴れる様はまさに小動物だった。恐怖を感じた私は体重を掛けて動きを抑えようとしたが、座布団ごと私をも一緒に引きずって抵抗している。 このパワーはどこから来るのか、まったく見当もつかなかった。

 少し抵抗感が薄れたので座布団をめくり、素早く両足で身体を押さえつけ暴れる人形の両腕を握った。すごい力だった。 考えられない動きで人形は抵抗し続けていたが、やがてパワーが無くなってきたのか動きが緩くなりだし、そして静かになった。しかし私は怖くて両腕の力を緩めることは出来なかった。

 汗が額からしずくとなって床に落ちている。私は肩で息をしていた。改めて自分がものすごい力で押さえつけていたことに気づいた。そして抵抗しなくなった人形をなおも押さえつけながらゆっくりと観察した。
人形は昨日まで部屋の棚に飾ってあったプラスッチック製のモノで、プラスチックで型どられた身体を上下に合わせてネジ止めされているだけの簡単な構造だ。それがこんな動きをするはずが無ない。

 人形の動きは完全に止まり、抵抗する様子が消えた。私は恐る恐る震える手でネジを外し人形の胴体を開けてみた。 中にはTTLで構成される電子基板が入っていたが、この規模で生き物のような機敏な動きや人間をも引きずるパワーを出せるはずが無い。私は職業柄この手のものにはかなり詳しいはずである。その知識を持ってしてでもこんなオモチャのような電子基板では絶対に不可能な動きだった。

 何かある。そう思った私は基板を抜き取ってみた。案の定その奥から別の基板が出てきた。同じようなIC類が取り付けられていたが、その中に白くて薄い直方体の見たことも無いチップが覗いていた。

「エモーションチップだ!」そう直感した。
何故そう思ったのかは分からない、とにかく直感したのだ。
あらゆる機械に意識を目覚めさせる〝エモーションチップ〟だ。
誰がコレを人形に装着したのか、このパワーの源は何なのか、この生き物のような機敏な動きはどうやって作っているのか・・・。

続きは次の夢を・・・こうご期待・・・。

って、これ昨日の夢でした。
朝起きて、溜息をつきました。

 古臭いSF映画のようではあったが、あの動きは妙に生々しかった。座布団の下で、もがき暴れる人形を押さえつけた時に、手の平を伝わって来たその動きが、目覚めた直後にまだ残っていた。3Dの映画が話題になっているが、これはそれ以上の、実際に体験できるSF映画といってもいいかもね。

エモーションチップのカタチもはっきり覚えている。
あとは構造さえ分かれば画期的大発明になるのだけど・・・。

でも、夢ですからね・・・。


本気で続きを見たいっす。  o(^o^)o ワクワク